ペットイメージ

一人ぼっちの気分を何度も助けてくれたペットの存在

私は幼い頃から動物がとても好きで特に犬が飼いたかったのですが、マンション住まいで飼う事はできませんでした。
それが、小学校2年生の時に一戸建てに引っ越すことになり初めて犬を飼う事の出来る環境になったのです。
しかし、父も母も動物嫌いではないものの進んでペット飼うと言う事は考えてはいないようでした。
そんな時、学校への道の途中にある家で子犬が産まれ、私がその家の前を通るたびに子犬たちが塀の隙間から出てきてじゃれついてきたのです。
どうしてもこの子犬を飼いたかった私は泣きながら何度も親に頼み飼う事を許してもらいました。
そうしてやってきたのがタローです。
私は校区の小学校ではなく電車に乗って通学する小学校に通っていました。
また、学校指定のランドセルが黒であったため校区の小学校の通う子供たちに冷やかされることもありました。
そんなこともあって私は校区の子供たちが怖く、近所の友達は皆無でした。
また私は一人っ子であったため、帰宅後は友達もなく一人で過ごすことが多くさみしい思いをしていたのですが、タローが来てからは毎日一緒に夕方まで公園で過ごし、ベンチで色々と話しかけていました。
からかう子がいてもタローはそんなこと全く気にするそぶりなく、平然と側にいてくれたので次第に私も強くなっていけました。
散歩をすることで、同じように犬を連れている子や大人と交流が持てるようにもなりました。
そんな時、父の転勤でアメリカに行かなければならなくなったのです。
犬を海外に連れて行くというのは簡単なことではなく、両親はタローを祖父母の家に預けていくことを考えていたようでしたが、今までの私の状況と、また言葉のわからない新しい土地で一から友人関係を築いていかなければならない私の事を考え、祖父母はタローを連れて行くよう進言し援助してくれました。
おかげでタローも一緒に海を渡りました。
タローは体が茶色で口の周りが黒いという全くの日本の雑種だったのでアメリカではとても人気者でした。
もちろん渡米当初は言葉も習慣も何もわからない土地で、私は寂しさを味わうことが多々ありました。
でも、以前と同じようにタローは側にいて私の寂しさを埋めてくれました。
タローも新しい土地で戸惑いもあったはずなのに、会うどんな犬とでも仲良くなり私にいい刺激も与えてくれました。
このタローという存在がなければ私はもっと一人で自分の殻に閉じこもった子供になってしまっていたと思います。

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